Test Shot

The Orion Fall and Trapezium, De Mairan's Nebula (オリオンの滝とトラペジウム、ド・メラン星雲) M42,M43

ちょうど一年前に短焦点 口径102mm F/7.0のWO GT102 TripletとASI294MCでこの場所を撮影した。
昨晩は全天の曇りのため早く寝たが、そのおかげで真夜中の3時頃起きてしまい、庭に出て空を見上げたら今季1番の最高の空が広がっていた。満月も居座っていたが、心が躍り始めてしまい、望遠鏡のカーバーを外して撮影準備に入ってしまった。
天文薄明まで1時間あったので、満月から30度以上離れていて、1時間でテスト撮影ができるもの考えたが、明るいオリオン星雲しかない。焦点距離2800mmのC11のPrime Focusでは流石にオリオン大星雲は中途半端にしか入らないので、オリオンの滝に望遠鏡を向けQHY128CのUnity Gainで撮影開始。180秒で20Frames、1時間のスケジュールだったが、Last4枚で天文薄明を迎え試合終了であった。
昨年の経験から滝を写し出すにはTrapeziumは犠牲にするしかないので、Crop予定で端っこに寄せて撮影した。
1時間弱のStackの結果は予定通り、滝はほとんど高低差がない、見窄らしいものだったが、レベル調整してみるとかなり滝が浮き上がってきた、しかも犠牲の予定だったTrapeziumも4つの星くらいはハッキリとみることもできる。
はー、これがQHY128Cを使ったものにしかわからない魅力なのだろうかな?良くわからないが、正直驚いた。
有名なNASAのAPODにもこれ題材とした写真があるが、やはりTrapeziumはTrimingされていて存在しない。
いずれにしろ露出時間は全然足りないので、今回は実験としていろいろな編集を試して自分が見たい場所をもっとも浮かび上がらせるパラメータを探してみた。
今のところこのパレットでこのコントラストが気に入っているが、今後は不明。
今季はじっくり時間をかけて新規撮影からこれを完成させたい。
課題は
(1)C11のPrime Focusでは、やはり中心からちょっと離れた部分の星にCOMAが出てしまうので、本番はRC10で撮影する方が良さそうだ。
(2)Duo Bandでは星が美しくないので、星はBroad Bandで撮影。
(3)滝の高低差は最低今の倍以上は欲しいので、総露出時間は
6時間以上は欲しいかな。
(4)プロセッシングの腕を鍛えなければ。
という感じかな。
C11 Prime focus,QHY128C 180secX16=48Minutes、L-eXtreme (L-HOO)、CEM70G, iGuider.

M43-LHOO-pi-Edit01-Finish2